1. The Lord of the Rings, JRR Tolkien
2. Pride and Prejudice, Jane Austen
3. His Dark Materials, Philip Pullman
4. The Hitchhiker's Guide to the Galaxy, Douglas Adams
5. Harry Potter and the Goblet of Fire, JK Rowling
6. To Kill a Mockingbird, Harper Lee
7. Winnie the Pooh, AA Milne
8. Nineteen Eighty-Four, George Orwell
9. The Lion, the Witch and the Wardrobe, CS Lewis
10. Jane Eyre, Charlotte Bronte
11. Catch-22, Joseph Heller
12. Wuthering Heights, Emily Bronte
13. Birdsong, Sebastian Faulks
14. Rebecca, Daphne du Maurier
15. The Catcher in the Rye, JD Salinger
16. The Wind in the Willows, Kenneth Grahame
17. Great Expectations, Charles Dickens
18. Little Women, Louisa May Alcott
19. Captain Corelli's Mandolin, Louis de Bernieres
20. War and Peace, Leo Tolstoy
イギリス最近の読書傾向
BBCのアンケートで選ばれた本ベスト100、2007年というデータから20を抜粋してます。

1位にトールキンで、5位にハリー・ポッター、9位がナルニアですね。イギリス人はファンタジーが好きなのか、このアンケートに子供が多いのかは不明。しかし2位にはオースティン『高慢と偏見』がきっちり入っている。これ読んで喜ぶのは子供じゃありません。特別な事件も極端な人物も出てこないけど、ニヤっとさせてくれるのがオースティンであります。個人的には『分別と多感』が好きです。映画の題名はなぜか「いつか晴れた日に」エマ・トンプソンが脚本を書いてなにか受賞しました。
8位にジョージ・オーウェル。うーん、ギリギリッとしまる感じ。はじめて『動物農場』読んだときは読後呆然となりましたが、慣れて(?)『1984』は大分耐えました。
11位『キャッチ22』は未読ですが、このタイトルのまんまで「脱出不可能の窮地!」の慣用句らしいと最近知りました。読んでみたい。
14位『レベッカ』これも映画になった作品。娯楽というかロマンティック・ミステリーみたいな。ただ、これは舞台となっているところの描写が雰囲気抜群とは思うので、上位も納得。
17位にディケンズの『大いなる遺産』同じディケンズでもなぜこれ?という気は致します。
18位『若草物語』20位『戦争と平和』ちらちらっと外国ものが占めるだけで、トップ20はイギリスの文学史にのるような作品の多いこと。
また1位に戻りますが、トールキンはファンタジーだから好かれるのか? と疑問が湧きます。ハリー・ポッターにナルニアと続くからそれはそれで正しいと思う。けれども、7位に『くまのプーさん』ランクイン、16位のこの本『たのしい川辺』は、早春の川辺リで話がはじまる、動物たちの物語であります。それにも共通する点は、典型的な緑だらけのイングランドを美しくも懐かしく描いて、読むたびにノスタルジアを喚起することではないでしょうか。

参照:BBC-Art-Books: Big read
筆者本人によるブログ記事再録 2007/07/04
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